技術コラム

2021.12.16

Microsoft Officeのストアアプリ版とデスクトップアプリ版について

　Windows10にバンドルされているMicrosoft Officeには、「デスクトップアプリ版」と「ストアアプリ版」があります。

　見た目はほとんど同じなのですが、機能的に違いがあります。

　2017年10月18日から配信された大型の更新プログラムWindows 10 Fall Creators Update（1709）以降のパソコンに「ストアアプリ版」がインストールされていることが多いようです。

デスクトップ版との違い（ストアアプリ版の不具合など）

• • • • • はがき印刷機能が利用できない。
        • Outlookのメール設定画面で「詳細設定」ボタンが無くなり、メールサーバー名やポート番号などの変更がしづらい。
        • Excelなどでマクロが正常に動作しないことがある。
        • 日本語入力の設定がうまくいかない。
        • 市販ソフトなどでExcelと連携しない。（PCA製品やOBC製品、MOS模擬試験なども動作しないようです。）
        • Microsoftストアで提供しているアドインのみが動作対象のため、セキュリティが高い。
        • OutlookでPDFファイルを開く既定のアプリをAcrobat Reader DCに設定しても、反映されない。

        （添付ファイルを開くアプリケーションの確認画面が毎回出る。）

        • Outlookで起動するたびに英語で既定のメールクライアントに設定するよう促す画面が出る。

      

インストールされているOfficeが「デスクトップアプリ版」か「ストアアプリ版」かの見分け方

見分け方1

「スタート」→「⚙（歯車）」マークをクリックして「設定」を開き、「アプリ」をクリックします。
「アプリと機能」の一覧に表示されているOfficeの表示が

• Microsoft Office xxxxxxxxx 2016 ja-jp →　デスクトップアプリ版
• Microsoft Office Desktop Apps →　ストアアプリ版

見分け方2

EXCELなどのアイコンを右ボタンクリックし、「その他」をクリックします。

• 「ファイルの場所を開く」の項目がある →　デスクトップアプリ版
• 「ファイルの場所を開く」の項目がない →　ストアアプリ版

ストアアプリ版のOfficeをデスクトップアプリ版に再インストールするには

1. 1. 1. 1. Officeのプロダクトキーを用意します。Microsoftアカウントの情報があれば用意します。
         2. メールのアカウント情報やメールデータ等のバックアップを取っておくことをお勧めします。
         3. 「スタート」→「⚙（歯車）」マークをクリックして「設定」→「アプリ」を開きます。
         4. 「アプリと機能」の一覧から“Microsoft Office Desktop Apps”を選択し「アンインストール」します。
         5. 再インストールのページへアクセスして、Microsoftアカウントでサインインし、Officeをダウンロードします。 Microsoftアカウントが未取得の場合は、ここでアカウントを作成します。 https://setup.office.com/downloadoffice/
         6. 用意しておいたプロダクトキーを入力し、Officeデスクトップアプリ版のインストールプログラムをダウンロードします。
         7. ダウンロードしたインストーラーを実行します。
         8. インストールが完了したら、「アプリと機能」の一覧で「デスクトップアプリ版」がインストールされたかを確認します。

          

         Officeのストアアプリ版とデスクトップアプリ版について.pdf